現地へ行かずに旅行体験が可能な日が来る?
「VR」という言葉を知っていますか?
「Virtual Reality」のことで、日本語では「仮想現実」とか「人工現実感」などに訳されます。
近年、このVR技術というのがもの凄く進歩しているんですよね。
↓こういうやつ(Oculus Rift)
出典コチラ
ゲーム界では早いうち(1994年プレイステーション販売以降)から3Dへの移行が始まり、映画界では3D映画として大きく注目された2009年公開の「アバター」以降、最近ではAVでも3Dがあったりしますね。
また、テーマパークなどでも3Dを駆使したアトラクションはどんどん増えてますし、本当に技術の進歩が著しい分野なんですよね。
10年以上前、USJのアトラクションである「スパイダーマン」に初めて乗りましたが、かなりリアルに作られており、当時驚いた記憶があります。
ですが、当時は3Dといっても視覚や聴覚からのみ得られる現実世界の感覚が得られる程度のものでした。
それが最近では、手で触った感触や、ボールを蹴った時の感触なども感じることができるようになってきています。
このぐらいリアルな体験ができるようです↓
もしVR機器がさらに進化して本物さながらの体験ができるようになった場合、実際の旅行に行かなくてもよくなる日が来るかもしれませんね。
現地で「体験」しないと「経験」できる値は低くなる
ただ、私自身は「旅行に行かなくなるということはない」と考えています。
それは現地に行かないと体験できないことは山ほどあるからです。
- 旅行先に行くまでの準備段階のワクワク感
- 道中に観れる景色や友人との会話
- 現地に漂う様々な匂いや空気、温度感
- そこに住む人たちとの出会いや交流
- ハプニングや失敗
これらは全て、リアル以外には変換が不可能な思い出となります。
上記に挙げたものなどは、VRでの体験だと「リアル体験」にはなかなか勝てないでしょうね。
吸収できる情報量や質といっても良いかもしれません。
リアル体験の方が得られる情報量の方が多い。
これは、今のところ間違いないですね。
「体験」と「経験」は違う
私は「体験」と「経験」は違うと考えています。
「経験」というのは、体験によって得たものや、感じたものを自分なりに咀嚼して血肉にしたもののことだと捉えています。
何かを「体験する」には、「まずその存在を知ること」から始まります。
(存在を知らずにたまたま体験することもありますが。)
体験したことについて、その背景や情報、その時自分が感じた感情などを分析していくと、体験したことを自分自身がきちんと理解して人に語ることができるようになります。
そのように経験談を人に語れるようになって、もしくは自分でその経験を活かせるようになって初めて、「意味のある体験」になるのではないでしょうか。
音楽市場もライブ(生体験)が求められている
音楽市場はCD売上が半減。
Amazonプライムを始めとした定額制サービス(聴き放題)の売上は16倍&ライブでの売上(チケットやグッズなど)も急激に伸びてるとのこと。
※グラフの「デジタル販売」というのは着うたなどのことです。
上記グラフで明白ですが、ライブ(生体験)が求められているわけです。
これだけインターネットが普及している中、求められるのはライブ(生体験)なんです。
VRでは汗はかきませんし、脳みそが満たされるだけですからね。
「誰かと共感する」ということもいまのところ存在しません。
よって、やはりVR機器の使い道としては先ほどの動画の中の説明にもありましたが、「スキージャンプの練習」や「手術の練習」などでしょう。(これも凄いことなんですが)
このような使い方はまだまだ他にもできそうですが、どれだけ精度が上がったとしても、代用できないものもやはりありますよね。
また、VRで旅行体験をすると、余計に生体験をしたくなる(現地に行きたくなる)人が増えるんじゃないかなと思います。
誰かがFacebookにアップした写真を見て、そこに行きたくなる、それを食べたくなるのと同じような感覚ですね。
あれも、写真なので情報量は少ないですが一種の体験ですからね。
旅行関連で活用できそうなのは「行きたくても行けない」という人達や、危険な場所に行きたいという人に対してぐらいでしょうか。
例えば「身体の不自由な人や旅行に行けない方が、自分の分身のぬいぐるみに代わりに旅行をしてもらう」というようなビジネスをしている会社があります。
こういうところに依頼をするような方には、VR機器での旅行はニーズあるかもしれません。
ま、まだまだ発展段階ですし、今世の中にないものの想像をしても仕方がない。
世の中の未来を予想したり、考えたりするのは楽しいですけど、どう進歩していくかは楽しみにしときましょう。
頭の良い方々、頑張ってください☆
日々蓄積していくこと
何事も「ただ知ってるだけ」の頭デッカチにならずに、自分で体験を掴みにいくチャレンジをして、そこで得たものを自分の中に取り込んで経験を積み重ねていく、ということは大事です。
個人的には、自分が体験したことを仕事にしていく(お金に変換する)というスキルや発想は大事だと考えてますし、そのようなライフスタイルを目指しています。
「日々蓄積していくこと」
これは私が毎日の習慣の中で大事にしていることの1つです。
私が好きな著名人の1人「武井壮」も、1日にトレーニングに1時間、自分が知らないことを勉強する時間として1時間を自分自身にプレゼントするようにしているとのこと。
こういった積み重ねが大事なのは分かってはいるものの、なかなか難しいですよね。
でもまずは「今日」やってみること。
それが大事。そこからスタート。
自戒を込めて。