ホームレスが売る雑誌「BIGISSUE」を買ってみた。

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都会の駅の近くなどで、「BIGISSUE(ビッグイシュー)いかがでしょうか〜?」

という声を聞いたり、実際に見たことがある人も多いと思います。

昨日、神戸にある阪神元町駅に行ったら、販売者を発見したので買ってみました。

コレ↓

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裏表紙まで含めて32ページ、350円。

内容は、社会問題・人権問題などなどが中心。

意外と内容は充実しており、いろいろ勉強になります。

そして、雑誌売上のうち、180円が販売者の収入となります。

「ホームレスの方が自立するための仕事を作る」というのが、ビッグイシューを発行する有限会社ビッグイシュー日本の目的の1つでもあるんですよね。

会社の存在意義というのは、「世の中に価値を生み出す」というのもそうですが、「人々の仕事を創る」という役割もありますから。

ちなみに、プロブロガーであるイケダハヤト氏が編集長を務めるFacebookページ「ビッグイシューオンライン・コミュニティメディア」にも登録してます。

興味ある方はお気軽に登録を。

目指す自立とは?

下記、ビッグイシュー日本版のwebサイトより引用。

自立は人それぞれ、人の数だけかたちがあります。

私どもの目指す自立とは、自らの力で生活を立てているという“自覚”と“誇り”ではないかと考えています。

自立へ、私たちは次の3つのステップを考えています。

・第1ステップ 簡易宿泊所(1泊千円前後)などに泊まり路上生活から脱出
(1日20~25冊売れば可能に)

・第2ステップ 自力でアパートを借り、住所を持つ
(1日25~30冊売り、毎日1,000円程度を貯金、7~8ヶ月で敷金をつくる)

・第3ステップ 住所をベースに新たな就職活動をする

今、販売者の多くは第2ステップに挑戦中です。

「住所がない」ってあんまり考えたことない人が多いかもしれませんが、すごく生きにくいんです。

住所がないから職に就けず、職に就けないから家も決まらず、という悪循環。

自転車日本一周してる最中、島根県でパンクを直して下さった旅するホームレスの方と出逢いましたが、同じようなことをおっしゃってました。

その方は年齢も50歳超えてたので、職につくのがさらに大変とのこと。

脱落したらなかなかそこから脱出できない社会もどうかと思います。

だから余計に挑戦しにくいんですよね。

そうした、何かで脱落してしまった人たちを救うための1つの手段なんですよね、このビッグイシュー販売という仕事は。

ちなみに私が人生で初めて買ったのは、つい最近。

コレ↓

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2015年10月です。

この時は神戸三宮だったんですが、表紙に惹かれて買いました。

というのも、表紙から植松努さんが載ってるのではと思ったからです。

(Facebookのリンク貼っておきました)

植松さんは、TEDの講演の「どーせ無理」の話で有名な、北海道でロケット開発をされてる方です☆

非常に良い話ですので、その講演もぜひ一度ご覧ください。

本も出されてて、今度また新しいのが出ますので良かったら。

私は買います。

思うは招く ~自分たちの力で最高のロケットを作る!

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gooddo|カテゴリ—より

NPO法人にも、20の分野の活動というのがあります。

NPOの数だけ社会問題があるとも言われます。

それはそうですよね、社会問題を解決するため、社会に貢献するためにNPOの活動があるんですから。

BIGISSUEを読んだら色々と考えることもあると思いますよ。

読んだことのない方はぜひ一度。

自分の幅を広げる意味で、販売者の方とお話をしてみるのも良いかと思います。

「多様性に触れる」ということは最近よく言われていることですが、年をとれば取るほど自分の価値観が固まり、コミュミニティも固定されがちです。

いつまでも様々な価値観の人を許せるような、柔軟な頭にしておきたいものですね。

私が日々意識していることの1つでもあります。

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