「するテニス」「観るテニス」

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するテニス、観るテニス

2009年の記事なので少し古いですが、面白い記事を発見。

抜粋してまとめてみます。

「するスポーツ」としてメジャーなもの

週 2 回以上定期的に実施されている球技系スポーツの中で、野球・サッカー・ゴルフ・硬式テニス・バドミントン・卓球などは、参加人口が全種目の中でも上位 20 位以内に入る。

「観るスポーツ」としてマイナーなもの

テニス・バドミントン・卓球は、そのスポーツに参加している人口は多い。

しかし「観るスポーツ」としては観客動員数が少ない。

観客動員数 2 万人以上を記録した大会

※記録は2009年

テニス

  • 楽天ジャパンオープン
  • 東レ・パンパシフィッ クオープン
  • ニッケ全日本選手権

の3大会のみ

バドミントン

  • ヨネックスジャパンオープン

の1大会のみ

卓球

2万人以上を動員する大会は0

ゴルフ

同じ個人競技でもゴルフの場合、2万人以上観客を動員する大会は28大会。

先日書いた記事では、ゴルフ競技は漏れてましたねw

http://murakamisuguru.com/2016/06/30/tennis-game-watching/

ゴルフもメジャーなスポーツだと思います。

ゴルフとテニスでは何が違うのか?

テニス観戦者の75%はテニス経験者

他のスポーツ観戦における、観戦に行った競技を経験してるかどうかの割合を比べると、テニス観戦者におけるテニス経験者の割合はかなり高い(75%)とのこと。

テニス経験者=テニス観戦者

といった図式に近いものがある模様。

また、詳しいエビデンスは掲載されていないものの、テニスの試合観戦の満足度は高め(80%が満足)とのこと。

このことにより「新規観戦者よりもリピーターの観戦者の方が多い」という現象につながっているとのこと。

試合に出る意欲を持つ層と、身体を動かして汗かいたらOKという2つの層の違い

試合観戦に行った人たちを分析すると、技術的に向上したい(試合に勝ちたい)という思いを持つ層の人間が多い。

自分自身がトーナメント(試合)に参加し、ルールや戦術等を理解できるようになることが、プロトーナメント観戦に対してより興味を抱くようになることへ繋がるとのこと。

以上のことから、

プロテニストーナメント観戦者を増やすための1つの方法として、

”テニス参加者をトーナメントや競技会に参加させること”

が挙げられる。

最終的にテニスなどの競技でスポーツ観戦者を増やす手段としては、

「”スポーツ参加者を如何にしてトーナメントや大会に出場させるか”ということが重要である」

と結論づけている。

________↓自分の考え↓_________

「テニス競技者と試合観戦者が同じ人間であることが多い」というのは、私自身も肌感覚で認識してました。

なので、そこ(テニス競技者)を増やすことは、観戦者を増やすことに直結します。

それだけではないです。

「自分にとって何かしら縁のある人間が大会に出ていれば、観戦しに行く確率は多少なりとも増えるのではないか?」

という考えも持っています。

例えば、

  • 講習会などで教えてもらった
  • 一緒に試合をした
  • 一緒に練習した
  • 一緒に飲んだ
  • どこかで試合を見てプレーが好きになった
  • 同じ会社・大学・高校・出身地

などですね。

もちろん、会場までの物理的な距離などにも影響されると思いますし、

まずキチンと宣伝して大会の存在を知ってもらうことも大事ですし、

あとは、会場やその近所で何か面白い催しものがあるかどうかというのも、人によっては大事だったりします。

時間は有限ですので、ついでに何かイベントなどがあれば行くだけでも楽しめて一石二鳥ですしね☆

そういう意味では、日本リーグや全日本選手権というような大会に出場している選手と一般テニス愛好家との関係性は、結構薄い気がしてならないです。

関係性が薄いのであんまり興味がない

興味がないから情報もあまり入ってこない

情報がない&興味がないから観戦に行かない

そんなイメージですかね。

あくまでも私の個人的なイメージですけど。

選手側も観戦者を増やそう(盛り上げよう)という活動が足りてないのかもしれないです。

ここに関しては、それぞれの活動があまり見えてないので分かりませんが、NTTデータや三菱電機などは一般の人向けにイベントを開催したりしていることは知っています。

そういう活動を、選手側はやらされ仕事ではなく大切なことなんだという認識で継続していけば、それはそれで良い方向に進みそうな気はしてます。

いくつか書きましたが、もっとも大事なのは「一緒に観に行こう」と声をかけてくれる人が周りにいるかどうかだと思います。

やっぱり自分の親しい友人に直接誘われるのは一番効果が高いですよね。

これは、”試合観戦”に関する部分だけではなく、

”テニスやろうよ”と声をかけてくれる人が自分の周りにいれば、テニスをやってた人がやめてしまわないための予防策にもなる”

と考えています。

過去何度も大会を企画したり、2016年も半年で20回ほどサークル対抗戦をしながらいろんな方にヒアリングしました。

その中で、社会人になってテニスから離れてしまう理由としては、

「やる場所がない」

が圧倒的トップでした。

やる気があれば自分で探すんでしょうが、そこまでではない、という人も多いです。

それが悪いとは別に思いません。

ですので、そういう人(誘われたらテニスやる人)まで巻き込める影響力のあるテニス好きがたくさん増えればな〜と考えています。

一時的にコミュニティを離れた人がいたとしても、統一のリーグがあればそのリーグの存在自体は昔から認知しているので、自分でも手軽に探せるようになるし、元いたところにも戻れるケースもあると思います。

ま、ずっと繋がってることが苦痛なケースもあるかもしれませんが、それはそれ。

そういうコミュニティがジュニア〜高校〜大学〜社会人とつながっていれば、いちいち新しくテニスをやる場所を探すという行動自体がほとんど必要なくなるので、自然とテニスから離れてしまう可能性は減るのではと考えています。

さらに、どこに転勤しても大丈夫なように全国に仕組みがあれば良いですよね。地方は人数的に少し難しいのかもしれませんが。

そんな仕組みを作りたいですし、そういう風に周りを巻き込める人が増えていけば、観客数も倍倍ゲームで増えていくと思います。

”そこ(試合会場)に行けばみんながいる”

そんな大会(イベント)を、今後作って少しずつ育てていきたいなと考えています。

ってことで皆さん、いろいろ参戦してくださいね〜(°∀°)笑”

7/17 第1回ChainCUP@和歌山県かわべ町

第1回ChainCUP

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8/13 WIN-WINCUP’16 summer

@兵庫県三木市吉川総合公園

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9/24 第2回ChainCUP

@兵庫県加西市青野運動公苑

ChainCUP

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