セルフジャッジで揉めた件

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お金を払ってテニスの試合に出ると、試合中のジャッジで揉めることがあります。

もちろん「真剣勝負だから」という面も、揉める要因の1つかもしれません。

テニスが「難しいスポーツだな」と思う点

それは、選手4名(ダブルスの場合)に対して1人主審が必要な点です。

選手20人に対して主審1人のサッカーや野球とはまた違いますよね。

しかも1試合1試合結構長いですし、競技人口も多い。

大会開催時、そんなに審判を毎回何人も用意するのは難しいので、基本的に公の試合以外は普通セルフジャッジ(選手同士が自分のコート側のジャッジを行うこと)が採用されています。

これがないと、ここまで普及しなかったとも言えますけどね。

それでセルフジャッジでは、

「入ったかどうか分からなかったのは全てイン」

です。

これが基本ですし、相手もその考えでやっていると私はいつも思っています。

セルフジャッジで揉めたケース

先日出た団体戦で、「私の味方Aが下したジャッジがおかしい」という話になりました。

Aは遅れて「アウト」とコール。

球が速かったため、AのペアであるBは「分からない」というジャッジでした。

しかし、ボールの落下点に近かったのはAです。

この場合、Aのジャッジが採用されますよね?

Bが「イン」と言っていたなら「イン」の判定になるとは思いますが、、、。

ペアが落下地点から距離が遠かったり、落下地点を見ていないケースだってあるわけですので、一番近い人がジャッジするのが基本だと思います。

相手の方はジャッジがペアで食い違った場合はインだと仰ってましたが、それはケースバイケースかなと。


審友会ホームページより下記抜粋

●ダブルスのときは、ペアのいずれか一方が「アウト(フォールト)」とコールし、ハンドシグナルをすればいいのですが、ペアの一方が「アウト」(「フォールト」)とコールしたが、パートナーが「グッド」とした場合にもそのペアは失点することになります。(2004年改正点)

●ダブルスで、一方が「フォールト」とコールしたが、パートナーが「レット」とコールした場合には「レット」となります。パートナー同士 で「アウト」と「グッド」の食い違いになったことと同様に、パートナー同士で判定が食い違ったときは、常に「相手に有利な判定が優先する」と考えればよいでしょう。


こういう状況のときはインやレットになりますよね。この説明はしました。

で、相手の方は「確実に入っていた!」と自信を持っていました。

応援の自分からは反対サイドだったので、正直どちらかはまったく分からず。

そもそも相手コート側のジャッジをどうこう言うのもどうなんだって話なんですが、実は両者マッチポイント(5pt先取の4-4)であり、こんな終わり方も嫌だしあとでグチグチなんか言われるのも嫌ですし、、、

で・・・・結局いろいろ相談した結果、やり直し(レット)となりました。

ここで審判がいれば・・・

最終的なジャッジを下してくれ、その結果に対して仮にどちらかのチームの怒りを買ったとしても、その怒りは審判にいきます。

しかしセルフジャッジだと相手選手にモロにいきます。

(私はそんなことないですが、そういうことを根に持ったり、あとでグチグチ言う人もいるみたいです)

こういうことがテニス界のモラルを下げる1つの要因だったりもしますね。

どちらが正解かなんて100%は分からないし、プロの審判でも間違うこともありますよね。

結局、出た結果に対して納得するしかないわけです。

悪い方(自分に得するよう)にジャッジする(という噂がある)人も世の中にはいるようですが、そういう人とペア組みたいと思いますかね?一緒のチームに出たいと思いますかね?

そういう人はシングルスだけやっててくださいって思っています。

だから自分が主催する大会は、「団体戦が多い」ってのもあります。

「ジャッジが汚い人は誘われなくなる」と思っているからです。

今回の相手の方が嫌いとか間違ってるとか、そういうことじゃなくって、間違ってルールを覚えてた部分を認識頂けたらと思って書いてみました。

大会自体は参加メンバーと楽しく過ごせたので全く問題なしです。

キッチリジャッジできることも試合に出るのに必要なスキルですね。

これぐらいやってほしいもんです↓

ソック選手、素敵(*´∀`*)

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