「生きている」ということ

シェアする

一昨日、隣の高校の3つ下の後輩が不慮の事故で急逝。

彼が高校時代、朝練に呼ばれて一緒にテニスしたのがとても懐かしい。

今年1月、テニス部後輩の2次会で久々に会ったばかりでしたが。。

享年31歳。無念。

ご冥福をお祈りします。

4年前、テニスレッスン中の事故でまだ大学生のテニス友達が亡くなり、いろいろ考えるようになりました。

人間いつかは死ぬとわかってはいるものの、やはり哀しいですね。。。

無念です。

同じく、不慮の事故で亡くなったラッパー、不可思議/wonderboyというアーティストを知ってますか?

今回の件で2011年に享年24歳で亡くなった彼(不可思議/wonderboy)の「生きる」という曲や「Pellicute」という曲を思い出したので貼っておきます。

「生きる」は谷川俊太郎の詩を彼が編集・加筆してラップにしたもの。

谷川俊太郎も公認している曲です。

彼の人生の記録がビデオになってます↓

こちら(Amazonビデオに飛びます)

生きる / 不可思議/wonderboy

生きているということ

生きているということ

生きて生きて生きて生きて生きているということ

のどがかわき

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

生きているということ

生きているということ

鳥がはばたき

海がとどろき

かたつむりははうということ

あなたと手をつなぐこと

ことごとく今回も言葉だけじゃ足りない

ありもしない風景を思い描いては

迷うということ

悩むということ

生きることに対して問うということ

生きているということ

それはミニスカート

プラネタリウム

ヨハン・シュトラウス

ピカソ

全ての美しいものに出会うということ

眠るということ

目覚ましよりも先に目を覚ました瞼

窓枠いっぱいに空の青が広がり

溢れ出す光

溶けるような陽だまり

顔を洗う水道の水がひんやりと冷たい

経度から経度へ朝をリレーしていく

知らぬ国の誰かから渡されたバトンを

しっかりと受け取りまた知らぬ国の誰かへ

毎日朝が来るというありふれた奇跡

花先から一滴落ちた雫が

水たまりの中の青空を揺らした

十日ぶりの快晴にも歓声は上がらない

僕なんてもう踊り出したいくらいなのに

読みかけの小説

古ぼけた腕時計

余計な荷物は何一つ持たずに

洗濯物を干したら出かけるとしようか

今日は何を着ていこうか

さあ行こうドアを開けて一歩外に出たなら

透明な空気をいっぱいに吸い込み

呼吸するということ

そんなことも思えば最近はずっと忘れていた気がする

さあ行こう駅まで

自転車じゃなくてたまには歩いて行ってみようか

急がないということ

そんなことも思えば最近はずっと忘れていた気がする

手をつなぐ親子

寄り添うカップル

各駅停車が景色達を追い抜く

心地よいまどろみ

安らかなうたた寝

ウォークマンはいつだって僕の好きな歌を歌う

読みかけの小説は少しだけ進んだ

古ぼけた腕時計も少し時を刻んだ

待ち合わせ場所まであと15分

もうすぐ君に会える

生きているということ

生きているということ

生きて生きて生きて生きて生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

生きているということ

生きているということ

遠くで犬が吠え

地球は回り

たった今もどこかで産声が上がり

兵士はどこかで傷つくということ

生きているということ

生きているということ

生きているということ

生きているということ

たった今この瞬間が過ぎていくということ

いつかは死ぬとわかっていながら

永遠なんてないとわかっていながら

それでも人は愛するということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

(映像はここまで)

生きているということ

生きているということ

生きて生きて生きて生きて生きているということ

のどがかわき

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

生きているということ

生きているということ

鳥がはばたき

海がとどろき

かたつむりははうということ

あなたと手をつなぐこと

「Pellicule」も良い曲なのでオススメ。

路上LIVEバージョン

「銀河鉄道の夜」

毎日、元気に笑って生きていることが何よりも幸せだと思う次第です。

村上大をフォロー