「ターゲット」
「お客さん」
これらは前職で営業をしてた時によく口にしてた言葉。
でもこういう概念は変わっていくと考えています。
どうなっていくかというと、
「ターゲット」「お客さん」
↓
「仲間」や「友達」
になっていくと思ってます。
誰得なのか?
前職は営業ばりばりの会社でした。
「戦略」「ターゲット」「攻略」という言葉もよく出てきてました。
まぁ営業会社だと思って入社したし、こういうもんだと思ってました。
「競合相手には絶対負けるな!」
とよく言われてましたし、自分も負けたらいかんと思ってはいました。
そのときは負けたくなかったし、やってることも好きだったのでひたすら頑張ってました。
でもそういう戦争用語には違和感がありました。
そしてふと思いました。
一体、誰と戦っているのか?
ビジネス(仕事)は戦争や戦いではなく、幸せに暮らすために本来やるものなのでは?
でも消耗し合ってますよね。
・・・誰得なのか?
戦争用語のビジネスを何の疑いもなくやり続けていると、
「自分だけが勝ったらそれでいい」
「お客さんの幸せなんてどうなっても構わない」
「ウチだけ儲かれば他はどうなってもいい」
いわゆる「win-loseの関係」になりがちです。
全部とは言わないですよ。
極論な部分もありますが、そういう企業姿勢の会社なんだと受け取られてしまいます。
だから顧客との関係性を対立関係で捉えてしまうと、これからのビジネスは上手くいかなくなります。
SNSの普及が1つの要因
そういう流れになっていくだろうと考えているのは、SNSの普及が大きな要因の1つになってます。
FacebookやTwitter、ブログ、YouTubeなどのソーシャルメディアが普及したことで、企業の姿勢や考え方が隠せない時代になりました。
まぁ、ひと昔前でも気づいてる人はいたとは思います。
ただ、昔はテレビや新聞で情報操作できていたものが、今は手に負えない状況というのがでてきたわけです。
大塚家具やセブンイレブンのお家騒動、フォルクスワーゲンに三菱自動車に東芝などの不正、まだまだ他にもたくさんの会社内部の情報が明るみになってます。
嘘か本当かはおいといて、膨大な情報がインターネットを中心に常時流れてます。
また、保育園落ちた日本死ね!!!のような、一般人(と思われる)ブログが、国会を動かすようなことも出てきました。
だから、ちゃんとやらなきゃいけない。
いつかどこかでバレるから。
企業やマスメディアから流れてくる一方通行の情報だけではなく、自分が好きな情報を自分で選んで、編集し、発信することもできるようにもなりました。
これはほんとにものすごいこと。
こういうブログも無料でできるし、読者が増えてくれば何かイベントをしたり、何かを販売したりすることもできます。
昔じゃ考えられない。
だからこういうネット社会は、良いところがあれば悪いところもあり、使い方次第、関わり方次第なんだと思います。
そんな時代に顧客を攻略するとか、戦略を立てるとか、そんなことを言ってる企業は、好感持たれるわけないですよね?
今の時代に大事なのは、
お客さまを「仲間」や「友達」と思うこと。
興味を持ってもらうこと、共感してもらうこと、距離を縮めてもらうことです。
逆パターンでいくなら、
自分に近い人(友人)からちょっとずつ商売(物々交換でも良いです)をしていくことです。
できればお互いに。
でも無理はしないし、させないように、です。
身内にそれ売れる?◯or×?
前職の営業時代、
「身内がお客さんの場合、同じ提案ができるか?」
という議論をすることがありました。
個人的にはその葛藤と闘ってた時期もありました。
誰でもかれでもお客さんにはなりません。
誰でもかれでもお客さんにしようとやってると、ビジネスが戦いの発想になりがちです。
そうではなくて、
「自分のことや自分のやってることを大好きだと言ってくれる人だけを相手にしてやっていく」
これがベストです。
「そういう仕組みを如何に作っていくか」
が大事ですね。
一朝一夕ではもちろん無理でしょうが、それを目指すべきだし、目指さなきゃ始まりませんね。
また、大好きだと言ってくれるファンがたくさんいると、自分の会社を中心にしたコミュニティを作り出すことが可能になります。
自分自身が中心になってるコミュニティができあがると、ビジネスはうまくいきます。
というか人生も割とうまくいきます。
コミュニティの中では、企業と参加者という関係性だけではなく、参加者同士の関係という新しい関係性も生まれます。
その参加者同士の情報のやりとりが頻繁になります。
その参加者と同じ立場で、コミュニティを運営していくことです。
決してそのコミュニティを売り上げアップやキャンペーン募集に利用しないことです。
関係性を作り出すことが目的です。
深い関係性を築くことができれば、売り込まなくても売れるようになります。
そのためにも、常に「仲間」や「友達」という意識で接してみましょう。
わ、長くなりました。
では、東南アジア1ヶ月の旅へいってきます。
友達100人できるかな?