①鏡張りの財政状況&経営状況
個人(任意団体)だと、第三者から見て財政状況などが不透明ですよね?
じゃあ一般の会社なら透明性があるかというとそうでもないです。
上場してる会社以外は、個人と同じく不透明です。
登記簿謄本を取得しても、せいぜい資本金や事業内容が閲覧できるぐらいですよね。
NPO法人の場合は「所轄庁に毎年決算書類の提出が必須」です。
そしてこの書類は『誰でも閲覧が可能』です。
所轄庁に観に行けばね。
『ココ』が一般法人と大きく違う部分かなと思います。
と同時に、NPO法人の手間がかかるところでもあります。
ちなみに「事業」といえるようなたいそうなものでもないですが下記を例に。
《8月9日・10日に企画したテニスの大会の場合》
参加→男17チーム、女3チーム、シングル8名、ミックス6ペア、計134名。
エントリー費(いわゆる収入)はそれぞれ、
225,000円+24,000円+22,000円+21,000円=合計294,000円
※高校生チームは参加費代わりに1ペアにつきボール1缶。
※女子団体は3チームだったため当初より割引。
※両日参加者は別途割引。
かかった費用は、
コート代(休日2H3,000円&平日2H2,400円)→286,800円
ボール代(St160球)→17,000円
賞品代(黒毛和牛&お味噌&米&お酒等々)→66,200円
参加賞代(かち割りアクエリ200個&アイス)→20,000円
利益9,200円。
※実際には備品も少し買ったりしてるんでもう少しマイナスですが。
所轄庁に報告する書類はここまで細かくはないですが「何をしたか、いくら収益をあげ、いくら経費を使ったか」というのは記載します。
「その内容が本当なのか?」という部分まで突っ込まれると「本当です」と言うしかないです。
そこはもう信じてもらうしかないですし、
信じれない人は関わらない方が良いです。
むしろ、ややこしくなりそうなので関わらないでください。
たまに補助金とかを不正に受給してたNPOが摘発されたりして、NPOに対するイメージがあまり良くない方もいるかもしれないですが、そんなのはほんの一部だと思います。
そんなことしなくても、様々な税制面での優遇措置はありますし。
お金の面に関してだけいうとね。
・・・まぁその辺はおいおい書きます。
で、この報告作業という手間と引き換えにというわけではないですが、、、、
②設立の手続きは株式会社設立に比べると安価
具体的には、
【株式会社設立の場合】
・定款認証代(5万円)
・定款に貼る収入印紙代(4万円)
・登記時の登録免許税(15万円)
(※資本金にもよりますけど最低)
【NPO法人の場合】
・役員就任者(理事・監事)の住民票取得料
(※ちなみにNPO法人設立には、会員が10名以上必要です)
・県庁や法務局等までの交通費
・代表者の印鑑証明取得料
・法人印作成料
ってな感じで、せいぜい数万円です。
そもそも資本金という概念がNPO法人にはないんですよね。
もちろん資金0で始めたら大変でしょうけど。
寄付金という考え方はあります。
寄付金はNPO特有かもしれませんね。