2016年5月3日11:30
ラオスのサンハイ村
メコン川クルーズ
サンハイ村から船に乗って、
世界第6位の長さを誇るメコン川を下ります。
細長い20人乗りぐらいの船。
風もなく、穏やかな感じで川を下ること20〜30分。
パークウー洞窟(Pak Ou Caves)へ
すごい場所にある洞窟でした。
船じゃなきゃ行けないですね、ここは。
船着場から急な階段を登った先に、
洞窟の入り口があります。
中に入ると、
右も左も仏像仏像仏像!
なんでも、
4,000体以上の仏像が祀られているそうです。
このパークウー洞窟は、もともと川の精霊をまつる洞窟だったと言われてます。
その後、上座部仏教が盛んになったときに王室の保護を受けて聖地となった模様。
この記事で書いたように、
http://murakamisuguru.com/2016/06/16/luang-phabang_temple-tour/
ラオスでは、寺院に仏像を寄進することが一般人に浸透しています。
それが積もりに積もって、このような変わった景観を生み出したんだろうな。
過去の遺産で観光客を呼ぶというのはどこの国でもやってること。
使えるものは使うべきですね〜。
もう1つの洞窟
パークウー洞窟は2つあり、下にあるのがさっきの「タム・ティン」
上にあるのが「タム・プン」です。
さらに10分ほど階段を登って「タム・プン」へ行ってみます。
ひたすら階段を登ります。
上からの眺めはなかなか☆
メコン川を見下ろせます。
仏教というものは、仏陀が生きてた時は厳しい戒律をみんなが遵守してました。
カリスマ仏陀さんが存在していたからです。
しかし、仏陀が死んだ後はルールを守らない(あるいは事情により守れない)人が出てきました。
そういう人たちがそれぞれに独自の戒律(ルール)を制定して枝分かれ。
部派仏教の時代と呼ばれ、上座部仏教なども含みます。
ラオスでは上座部仏教が主流(他には精霊宗教やキリスト教など)。
これは、悟りを開いたひとのみ(自分だけ)が救済されるという小乗仏教です。
大乗仏教は「すべての人が助かる」という考え方で、日本の仏教などはコレ。
どっちが良いとか悪いじゃなく、それぞれの考え方があります。
だから宗教戦争って無くならんのです。
「国」の枠も関係なくぶち破ってるから余計に難しい問題なんですな。
そもそも、問題を「解決する」必要はなく、「いろんな考え方とうまくやる」ということが大事なんですね。
それが近年よく言われる「多様性を受け入れる」ということにもつながります。
なかなか難しいことですけど、「いろんな考え方がある」ということを理解し続けていけば少しずつ許容できる幅は広がっていくのかなと考えています。
そういう心がけを全員がやっていくことですね。
ではお参りしてみることに
日本では白菊が一般的ですが、
ラオスではマリーゴールド。
袈裟(けさ)の色と同じだから使われてるのかなと思いました。
それを、バナナの皮で仏塔をイメージしたものに突き刺します。
後ろに見えてるのはお線香。
お供えものは入り口で売ってるので買いたい人のみ購入。
では入場します。
中は懐中電灯がないと見えないほど真っ暗。
スマホのライトを頼りに進みます。
一緒の船に乗ってきたイケイケ外国人が上半身裸で入場。
ガイドさんはマジギレしてました笑。
観光地とはいえ、さすがに神聖な場所ですからね。
線香に火をつけて、マリーゴールドとかと一緒にお供えします。
妙な石像。
一通り見たところで、
最初に象に乗ったところまで船で戻ります。
象の水浴び☆
ようやくお昼ご飯
チャーハンもどきのようなもの。
たんまりおかわりできたのでたっぱり食べました。
ピリ辛で美味!
ここは象のアクティビティのすぐ隣。
30人ほど昼食を食べてましたが、90%が日本人でした。
GWというのもあったんでしょうが、海外に来てこれだけ日本人が多いのは驚き。
しかもラオス。しかもルアアンパバーンで。
ご飯を食べたらクアンシーの滝へ向かいます。
2016年5月3日13:30
ラオスのルアンパバーン