シンガポールでは、交通渋滞を防ぐために政府が様々な規制をかけたり、ルールを設けていることは前の記事で書きました。
http://murakamisuguru.com/2016/06/29/singapore_transportation-condition_tenniscircle/
今回はシンガポールで広く普及されている、
- Uber
- Grabtaxi
という配車サービス(アプリ)について。
この2つのサービスははよく似てるので、主にGrabtaxiについて書いてみます。
登録するならこちらから
プロモコード:me3yj1ajue
行く予定があるなら、行く前に日本で登録しておくのはアリだと思います。
シンガポール在住の田村こうたろう氏もUberを絶賛しています。
配車サービス(アプリ)とは?
スマートフォンで送り迎えの配車サービスを受けられるというもので、日本で言う白タクです。
白タクというのは、「一般人のドライバーが自分の車に人を乗せて移動させる商売」のこと。
Uberは2014年に日本へ上陸済みですが、日本の道路運送法に触れ、且つ規制が非常に厳しいためにハイヤーだけでしか運用できておらず、今のところは全然定着していません。
どう考えても普通のtaxiよりも良い仕組みですが、taxi業界としては入ってきてほしくないので規制をかけてると思われます。
タクシーの運転手さんを全員独立させてそれぞれでやらせればいいのにな〜とか、仕事内容(タクシー業務)は独立でやらせてもほぼ変わらないし、稼ぎたい人は頑張って、そうじゃない人はゆっくりしとけばいいのにな〜と、個人的には思ったりしてます。
Grabtaxiとは?
マレーシア発のタクシー配車アプリで、東南アジアを中心に勢力拡大中。
ほぼUberと同じサービスですが、Uberはドライバーと乗客のマッチングに対して、Grabtaxiはタクシードライバーと面談して契約してる模様。
日本からはソフトバンクが300億も出資して筆頭株主になってます。
さすが孫さん。
個人的にGrabtaxiはシンガポールとバンコクで使用しました。
バンコクは大通りが少なくてめっちゃ渋滞するので、ルートによってはあまり使わない方が良い気もしますが、シンガポールはアリだと思います。
バスや電車も安くてほぼ網羅されてますけどね。
で、これがスマホアプリのトップ画面。
実際に起動してみます
日本では全く走っていませんが、こんな画面になります。
まず、taxiに拾ってもらう場所と、行きたい場所を入力。
すると、近くを走っているドライバーの方々に入力内容が通知。
その内容にドライバーが了承すれば、
- ドライバーのプロフィールや評価、顔写真
- あと何分で到着するか
- 支払う金額(概算)
などがこちらに表示されます。
マッチングしたドライバーが気に入らない場合は、マッチングをキャンセルすることもできます。
実際にマレーシアのバターワース駅で1泊する羽目になった際に、Grabtaxiを使用した画面。
taxi乗って回り道する手もありましたが、結局駅で夜を明かしました。
相互評価制度が大きなポイント
これまで、乗車側がtaxiドライバーを選ぶことってできなかったんですよね。
(個別に連絡先を教えあっていれば別)
だから、横柄なドライバーにあたって嫌な思いをしたこともあります。
相互評価が可能になることで、評価が低いドライバーは選んでもらえなくなります。
ドライバー側もお客さん側を評価する仕組みがあるため、お客側も変なことはできません。
ドライバー側も、変なお客さんからの通知はスルーすれば良いので、問題が起きることも減るでしょう。
最近、大手銀行役員がタクシーと揉めたニュースもありましたが、ああいう事件も減るでしょうね。
相互評価されていない分野
分野は違いますが、食べログやぐるなびの評価が怪しいと考えてるのは、評価を書き込んでる側がどんな人たちなのか正体が分からないという点です。
個人的には、最近旅行業や旅館業になどについて話を伺うケースがあり、ホテルや旅館や飲食店ってほんと受け身だな〜と思います。
お店側がお客さんを選ぶことができないって本当に大変ですね〜。
「お客様は神様」だなんて言う話がありますが、それってどうなの?って思います。
変なお客さんはお客さんじゃないですよ、ほんとに。
その変な人のせいで、他のお客さんも来なくなる可能性がありますしね。
近年流行っているシェアリングエコノミー(代表的なのはAirbnbやUberなど)でいうと、どれも相互評価制になっており、それが秩序が保つ役割となっているわけです。
他業界も同じような仕組みを作るべきだと思いますが、お互いバラバラになってて情報が共有されないことが逆に良いという点もあるんでしょう。
その他
他に細かいところでいうと、
- クレジットカード登録しておけば勝手に引き落とされて便利(現金支払も可)
- 混んでないタイミングだと安い
- 混み合う時間や天候によって料金が変わる
- 予約情報がナビに連動して行き先マップが表示されて安心
- チップをあげることで優先的に呼びやすくする仕組みもある(昔あった機能)
などですかね。
日本のタクシーを使った話でいうと、私の場合友人が泥酔で1人では乗せてもらえないことがあります。
そういう場合に+αの料金を支払えば乗せてくれるようなドライバーが見つかればな〜とよく思います。
どんなお客さんを乗せても一律料金というのは良くない点でもあり、お互いが交渉して納得できる金額であれば多少変動してもいいのにな〜と思ったりはしますね。
UberやGrabtaxiだと先に料金も表示されるので問題も起きませんしね。
あとは日本よりも初乗りが全然安いです。
最近日本のタクシーも東京では初乗り410円に変更されました。
それでもまだまだ高いです。
知らない人も多いと思いますけど。
日本のタクシーは安全面を考慮しているために定期点検を実施したりしてる部分が価格に跳ね返ってるようですね。
そういう点検記録などもドライバーの紹介画面から閲覧できると、乗る側は安心かもしれないな〜とか思ったり。
ま、良いように変わればいいですね。
今後のタクシー業界
日本では車離れなどと言われたり、カーシェアが増加したりしています。
私もカーシェア推進派ですが、自動運転技術もどんどん研究&実験されており、今後普及していく可能性は高い。
タクシードライバーが必要なくなったり、外国人ドライバーが増えるかも的な話もされてます。
あまり規制かけすぎず、良いものはどんどん取り入れていってもらえたらと個人的には思いますが、大人の事情もあるんでしょう。
とにもかくにも、住みやすい日本になればと願うばかりです。