4/26〜5/27の東南アジア周遊時に、シンガポールでSTA主催のテニス大会に単複出場。
ラッキードローだったり、1シードに対してファイナルセットのスーパータイブレーク6−9から奇跡の挽回しての勝利を挙げたりで、ダブルスでベスト4に入ってこんな盾(↓)を戴きましたw
大会の内容は次の記事で書きます。
優勝はサンワテニスアカデミーの越智コーチと、その指導を受けてるジュニアのペア。
動画は1回戦の様子ですが、相手もATP700位だか800位だかで強かったです。
試合は7-5,4-6,10-6という激アツな内容でした。
そもそもSTAとは?
日本でテニスをしている方なら”JOP”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
JOPとは”JOP=Japan Official Point”という意味。
そしてJTAというのは”日本テニス協会”という意味になります。
“JOP”というのは、現在はJapan Tennis Association official pointという呼び方に統一されて昔”JOP大会”と呼ばれていたものは現在”JTA大会”と呼ばれていますね。
STA(Singapore Tennis Association)とは、シンガポールのテニス協会のこと。
アメリカならUSTA(United States Tennis Association)となります。
今回の東南アジア周遊では、一生に一度で良いので海外のテニス大会に出場したいと考え、シンガポールの友人にお願いして、一緒にSTA主催のダブルス(ついでにシングルスも)に出場してきました。
シンガポールのテニス事情(ジュニア)
シンガポールといえば、ここ数十年間世界有数のGDP成長率を誇っている国です。
そんなイケイケドンドンな国なので「さぞやスポーツにも力を入れてるのでは!?」と思うかもしれないですが、実際はそんなことありません。
少なくとも”テニスに関しては”ですけど。
というのも、シンガポールの子供たちには、18歳から2年間の兵役の義務があります。
韓国などもありますね。
シンガポールでテニスコーチをされている方にお聞きしましたが、
「”18歳”というテニス選手にとって最も大事な時期にそうした兵役義務で練習ができなくなるので、強いジュニアを育てにくい」
とのことでした。
18歳〜20歳の時期が大事なのはどのスポーツも同じ。
そのため、シンガポリアンはプロスポーツ選手を目指させるよりも、教育や勉強に力を入れる親が多いのかな〜と個人的に予想しています。
シンガポールのテニス事情(一般)
では一般の方のテニス事情はどうかというと、コンドミニアムに付随してるコートや、一般のレンタルコートでテニスをされている様子。
そして、日本のように草大会はほとんどないようで、ほぼ全てSTA主催の大会とのこと。
日本のJTA(JOP)大会というのは、平日に開催されることも多く、会社勤めの方にとっては出場しにくいですし、エントリー費もかなり高額(予選で6,000〜10,000円前後)です。
それは35歳以上のベテランJOPも同様ですね。
だから「テニス愛好家にとってJTA大会は敷居が高いイメージ」というのが、大学生の時にJOP大会にいくつか出場していた私の率直な感想です。
JOP大会がそういう敷居高めの大会であるため、各地で開催されている市民大会や草トーナメントに愛好家がエントリーする流れができてしまうわけです。
もっとたくさんの人がJTA大会に出場するようになれば、エントリー費も下げることができたりもするのかもしれませんね。
とはいえ、市民大会もJOP大会と同じく日本テニス協会主催の大会なんですよね。
各都道府県のテニス協会は日本テニス協会直下で、市のテニス協会は各都道府県の下にありますので。(一部例外除く)
個人的な見解としては、
- JTA(JOP)大会などをメインに出場する層
- 市民大会などの草トーナメントに出場する層
- 試合には出ずにサークルやスクールでテニスをする層
テニスをしている人たち(ジュニアは除く)はこの3つの層に分かれており、それぞれの層は交流する機会があまりなく、層と層には割と距離があるのではと考えています。
プロとアマチュアの間に距離があるため、日本最高峰の団体戦である日本リーグも観客があまり入ってないのかな〜と考えたりもしてます。
なんせ、
日本リーグの観戦は入場料無料ですからね〜!
それなのにガラガラってどゆこと?って思いますが・・。
錦織選手は出場していませんが、他の日本のトップはほぼほぼ出場してるのに。。。
JTA大会や各地の市民大会は日本テニス協会が主催ですが、その他大会は民間会社や日本テニス事業協会、日本プロテニス協会などが開催しててバラバラです。
ポイントや結果なども相互に反映されていません。
そういうデータを蓄積していくことは大事だと思うんですが、なかなかうまくできてないように思います。
そうなってる理由は、
- 日本テニス協会
- 日本プロテニス協会
- 日本テニス事業協会
という3つの協会が存在し、良く言えば住み分け、悪く言えばバラバラになってるからじゃないかなと考えています。
それらを統合してしまえば良いのに・・・と思って調べていると、日本テニス協会の盛田名誉会長が2009年に”日本テニス連合”なるものを作ってらっしゃいました。
今後、よくなっていく可能性も無きにしもあらず。
ま、できることは自分で勝手にやっていきますよ。