自転車日本一周時に出逢った何人かの方々が「行った方がいいスポット」に挙げていた場所にやっと行ってきました!
チャリ旅時は行けずでしたので!
どこかといいますと、、、
知覧特攻平和会館です。
ここは、鹿児島県鹿児島市より1時間ほど南下したところにあります。
知らない方もいるのかもしれませんが、”神風特攻隊”と聞けば少しピンと来る人が増えるかもしれないですね。
”神風特攻隊”とは、第二次世界大戦時、爆弾を持って飛行機ごと敵地に突撃した部隊のこと。
ここは彼らの関連資料などが展示されてる資料館です。
チャリ旅時、
- ひめゆり平和祈念資料館(沖縄)
- 原爆資料館(長崎)
- 広島平和記念資料館(広島)
などに訪問し、
東南アジアバックパッカーの時には、
- 戦争証跡博物館(ベトナムのホーチミン)
- COPE Visitor Centre(ラオスのヴィエンチャン)
- シンガポール国立博物館(シンガポール)
などに訪問。
当時の写真や動画や資料を通じて、その国の歴史や過去の戦争の模様を多少なりとも勉強してきたつもりではいます。
ただ、これまでに訪問した場所の多くは、
- 「被害に遭われた方々」
- 「犠牲になった方々」
が、当時の痛々しい写真や言葉などによって表現されていました。
良い言い方ではないんですが、「こんなことされたんだよ私たちは!!こんな風になっちゃったよ私たちは!!」的な感じですね。
※事実をそのまま残してるだけであり、大事なことですので否定してるわけではありません。
しかし!
ココ(知覧特攻平和会館)は全く違いました!
なんせ展示されてるほとんどが、ほぼ全てが元気モリモリ20歳前後の方たちばかりの遺書と写真と遺品ばかりですから。。
1人や2人じゃないですよ。
特攻によって1036名が亡くなってますが、ほとんどの方の遺書と写真が残されています。
撮影禁止なので何も写真は載せれないですが、ある1人の方の遺書を文章のみメモしたので掲載しておきます。
これ読んで何も感じない20歳以上はきっといないでしょう。
人生二十年
御父上様御母上様人生わずか五十年とは昔の人の言う言葉。
今の世の我等二十年にしてすでに一生と言ひ、それ以上をオツリと言ふ。
まして有三年も永生きせしはゼイタクの限りなり。
いささかも惜しまず笑って南溟の果てに散る。
また楽しからずや
金沢の備中町材木町小学校の頃、
一月おきぐらいに病気をして弱かった頃、
また千葉の家の前のグミの実など、
潮干狩のこと、
新潟の永き思ひ出し、
明大に於ける生活下宿岐阜のこと、
寺の娘釣りのこと、
いろいろと断片的に思い出されなつかしく、目を閉ずれば眼前に浮かび上ります。
ただただ御両親様の御健康を祈るのみ。
御父様の例の御病気(何でも壊す短期病)は今後お慎み下されたく、御母上様の御心痛察するにあまりあり。
一緒に死ぬのは斉藤幸雄一等飛行兵曹として二十一歳の少年(?)かわいい男です。
何故か私をしたって大部前から一緒に飛んでいますが死ぬのも一緒です。
出撃の朝
散歩に行くような、小学校の頃遠足に行くような気持ちなり。
0三00朝めし、すしを食った。
あと三時間か四時間で死ぬとは思へぬ皆元気なり。
牧野少尉の遺筆
※南溟→「南にある大きな海」の意
人生二十年という時代があった。
それ以上をオツリといい、二十三まで生きたことをゼイタクと言う時代があった。
そのような考え方・そのような精神が、70年前には当たり前にあった。
この言葉を見てどう思うか。
どんな態度が取れるか。
「何も感じない。関係ない。」
そんな風に思って通り過ぎるのも1つ。
そんな時代に生まれなくてよかったとホッとするのも1つ。
感情移入して涙を流しながら少し感傷に浸り、またいつも暮らしに戻るのもまた1つ。
とにかく言いたいのは「生きてる」って素晴らしいんですよ!
仕事や人間関係とかで鬱になって死んじゃったりとか、変な生活で身体悪くして病気になっちゃったり、それで死んじゃったとか、ほんともったいない!!
突発的な事故や病気は仕方ないですが、もし事故や病気に遭遇しても命あるならばできること&やれることをやるのみです。
生きてるって素晴らしい!
ただただそれが言いたかった。
それを、知覧特攻平和会館に行って強く思いました。
最後に、私は知らなかったですが、神風特攻隊関連の映画もあるんですね。
“ホタル”はありませんでしたが、Amazonプライムビデオに”俺は、君のためにこそ死ににいく”があったので、即観てみることにします。
Amazonプライム会員なら年間3,900円で見放題+いろいろできますが、これだけレンタルなら100円です。
そういえば永遠の0も特攻関連の話か。
↑予告編観ましたがせつなそうな話だろね。。。
最近涙腺弱くて困るわ(T_T)
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