いつまでもあると思うな親と金

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先日(というか昨日)父親が「脳梗塞」と診断されました。

正直いって、「まさか父が・・・」という感じです。

4日ほど前に喋ったときは、別段特に変わらずといった感じでしたが。。。

普通のおじさんなら「まぁそういう歳だしね〜」と思うところですが、自転車日本一周をした36歳年下の私から見ても、超ウルトラミラクル元気でアクティブな父親だという認識だったので、本当に驚きましたね。

とはいえ、やはり人間たるもの、徐々に徐々に身体のどこかは悪くなっていってるのだなと、改めて感じる今回の出来事でした。

人間いつかは死ぬんだし、それは仕方がないことだと分かっています。

なので、自分に置き換えてみたときに、

「自分がどう感じるのか?」

「何を思うのか?」

「周りにどうしてほしいのか?」

予行練習ではないのですが、そういう妄想・事前準備をしておくことも大事なことなのかもしれない。

実際になってしまったらまずは「病気を受け入れることができるかどうか」が大事かな。

今一番大事なのは、もちろん「予防するためにできることをやる」ということ。

楽しくて良い人生を歩むにはマストですね。

さて、父の病気の発覚は、午前中にテニスをしていた時です。

左手の握力が無くなり、ろれつがあまり回ってない様子だった模様。

父親は3月で68歳になりますが、父親のテニス仲間はさらに年上の方々がメイン。

だから、いわゆる「脳梗塞経験者」も何人かいらっしゃり、

「その症状は一度病院で診てもらった方がいいよ」

とアドバイスしてもらったとのこと。

父親はまぁまぁ(というかかなり)頑固なので、自分から病院に行くタイプではないと思いますが、経験者の方が近くにいたことは幸運でしたね。

説得力ありますし。

(そういう意味では「田舎(都会でも)で1人暮らし」って結構怖いですね。)

テニスを切り上げてかかりつけの病院に行ったところ、

「もっと大きな病院へ行ってください」

と言われ、一旦実家に帰宅。

たまたま用事があって実家に帰った私と、母親と父親の3人で昼食を食べながら話をしましたが、やはり喋り方は少しおかしかったですね。

そして大きな病院へ行って即入院(とりあえず1ヶ月)。

今すぐどうこう、という状態ではないのがせめてもの救いですね。

私は約3年前、年下のテニス仲間が事故に遭った際、ICU(集中治療室)へお見舞いに行ったことがありました。

彼はそのときまだ大学生で、事故の2週間前まで、一緒にテニスを楽しんでいました。

ですが、お見舞いに行った時には、既に喋ることも目を開けることも手を動かすこともできない状態でした。

そこから約2週間後、彼は亡くなりました。

・・・

この出来事は、私にとっては本当に本当に大きい出来事で、自分自身の人生について深く深く考えるきっかけになりました。

そこから様々な書籍を読み漁りましたが、

「死」を自分事と捉える体験をした時に、ガラっと人生観が変わる

という方はやはり多いですね。

「死」を身近に捉えて生きることや、「自分の死」を具体的にイメージできているといったことだと解釈してます。

「生まれた人間は必ず死ぬ」という当たり前のことをちゃんと考えているかどうかというのは、「自分の人生」を生きる上で大切なことなのではと考えています。

父親が入った病室は、ICUではなく、その1つ下にあたるHCU(高度治療室)。

HCUにも種類があり、その中のSCU(脳卒中治療室)という病室でした。

今回、付き添いやお見舞いにも行きましたが、ICUだろうがHCUだろうがSCUだろうが、なんとなく「ドヨ〜っとした感じ」の雰囲気は慣れそうもないし、慣れたくもないですね。。。

本当に息が詰まってしまいそうで、、

自分があの場にいたらどうなるんだろうか。。。

全然違う場所ですが、ハローワークも同じような空気を感じました。。

なんか、「やるぞ!」「生きるぞ!」みたいな空気じゃないんですよね。。

まぁ偏見入ってますけど。

話は戻りますが、脳梗塞になってもまた通常の生活に復帰できるケースは多々ありますし、今は身体を大事にしてもらって、早く復活してくれることを祈るばかりです。

今回のことが今後にとって良いパワーを生めば結果オーライになりますしね。

そうなることを心から祈ります。

DVや浮気症、大病を患ってたり、既に亡くなってしまってて母親だけで育てられたなどなど、人によって家庭環境は本当に違いますよね。

それと同じく、親に対しての感情も千差万別人それぞれです。

いつまでもあると思うな親と金、無いと思うな運と災難

この諺は父親が昔何度もよく言ってました。

本当にその通り。

親への感情は人それぞれ違いますが、まだ生きているなら大事にした方が良いのでは?と思う、今回の一件でした。

最期に、「死生観」についてあまり考えたことないって方にオススメ本。

人によって見方が全然違ってて面白いです。

こういう話って気にはなるけど人の意見を聞くことってあまりないもんね。

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