卒業スピーチ:①テニスボール②サークル③30,000という数字

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卒業式のスピーチといえば、元AppleのCEOのスティーブジョブズや、近大の堀江貴文さんの演説が有名です。

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2014年度の近畿大学での卒業式に堀江貴文氏が登場。 卒業生に送られたスピーチは話題になりました。 YouTub...

今回紹介するのは、2013年6月7日にドロップボックス社共同設立者兼CEOのドリュー・ヒューストンが、アメリカのマサチューセッツ工科大学で行った卒業スピーチです。

ドリュー・ヒューストン氏が、自分自身の決して順調ではなかった起業後の道のりを振り返り、「自分が卒業式に聞いておきたかった」という3つのメッセージについて語りました。

全文はコチラ

動画はコチラ

(動画は全て英語。8:20辺りから演説開始)

全文は長いので、3つの要点部分を抜粋し、一言を添えてまとめてみました。

一つ目の秘訣「自分のテニスボールを見つける」

大好きなことを仕事にしろってスピーチしようかと思ってたんだけど、やっぱり本当はそうじゃないんだよね。『自分は好きなことをやってるんだ』って自分を説得してしまうのはすごくたやすい。だって、そう思いこまなきゃやってられないから。でも考えてみると、僕の知ってる成功者たちのほとんどは、ただ単に大好き(love)なことを仕事にしてるだけじゃないんだ。彼らは、気になって仕方がない大切な問題を解決することに没頭している(obsessed)んだ。
そんな彼らを見てると、テニスボールを追いかける犬を思い出す。あのギラついた眼、手綱を解かれて突っ走りだして、行く手を阻むものを許さず猪突猛進するあの姿。一方、僕の友達の中には、よく働いて立派な給料をもらってる奴もいるけど、そいつらは、デスクに縛り付けられて暮らしてるって不満たらたらなんだよね。
ただ問題なのは、誰もがすぐに自分の『テニスボール』を見つけられるかっていうと、そうではないってこと。僕も自分のテニスボールを見つけるまでにはけっこうな時間がかかったよ。

テニスボールというのはもちろん例え話です。私は様々な偉人の本を読んだり色んな社長さん等にも話を聞きましたが、誰もが没頭(熱中)できることを見つけることが大切だと語っています。

頑張る必要はないですし、頑張らなきゃって思ってる時点で向いていない

(所ジョージさん談)

その没頭できることを、如何にして商売につなげていくか。これを考えることができればなんでもできます。今は個人でもネットで商売することも容易いですし、発想次第でどうにでもなります。もちろん努力が必要なのは言うまでもないです。

二つ目の秘訣「尊敬する人をサークルに入れる」

「あなたは、あなたの周りにいる最も近しい人(サークル)5人の平均だ」という話があります。
僕が大学を通じて学んだことの一つは、才能に恵まれていることや勤勉なことと同じくらい重要なことがあって、それは、自分の周りに刺激的な人間をたくさん持つってことなんだ。もしマイケルジョーダンがNBAに行かないで、適当なところをふらついていたとしたら、彼の栄光はきっとなかっただろう。
皆さんがどの道を選ぼうとも、その道には必ずその道でトップの人々が集まる場所があるはずです。その場所に皆さんも行くべきです。妥協してはいけません。その道で尊敬する人々と実際に会えること、彼らから学べることはとても素晴らしいチャンスです。皆さんの尊敬する人を、皆さんのサークルに含めるのです。そうすれば、「君のサークル(仲間)は、いつも君を魅力的な人間に変え続けていきます。」

大学時、まさしくサークル(テニス)を創った時に実際に体験しました。自分にとって刺激的な人を周りに配置することで、最も重要な自分自身のモチベーションが維持できます。また、人が賛同してくれるということは、自身が行っている仕事が世の中にとって(少なくともそのサークルにとって)良いものであるという何よりの証拠です。間違ったことをしていれば賛同されませんからね。

三つ目の秘訣「30,000という数字」

「ある晩、なんだか眠れなくてパソコンをいじってたら、『人生は30000日しかない』って誰かが書いてるのをみつけて、ふーんと思って最初は気にも留めなかったんだ。でも、ふと思い直して電卓をたたいてみたら、僕はそのときすでにもう9,000日を消費してたんだ。その瞬間はさすがに焦ってこう思ったよ。僕って今までに何かを成し遂げたっけ?ってね。

……おっと、君たちももう8,000日くらいは過ぎたとこだったね。

その晩、僕は気づいたんだ。人生にウォームアップなんてない、練習試合なんてない。リセットボタンだってありゃしない。僕らは毎日、人生という物語に少しずつ言葉を書き綴っていっているんだ。
それに死ぬ時には、『ドリュー・ヒューストン。174番の成績で亡くなりました。』なんて書かれやしない。だからその時から僕は、自分の人生を完璧主義で生きようと思うことをやめた。そのかわりに、自分の人生を面白くすることに決めたんだ。僕は自分の『物語』は、大冒険にしたかった。そしてその決意が、すべての始まりだったんだ

今日、君たちの卒業式の日に伝えたいことは、このことに尽きる。完璧な人生なんか目指さなくていいから、大冒険の人生にしてみたらいい。 ――そうして、更なる高みに向かって、のぼり続けていってほしい。」

誰もが27歳と4ヶ月半頃に生後10,000日を迎えますが、それが人生の3分の1という認識をどれだけ持ってますか?(人生30,000日と仮定した場合の話)

会社を辞めた時、自分が考えた仕事で死ぬまで働き続けることを決めました。年金もらえるか分からないですし(笑)

それがいい生き方なのか分からないですが「やりたいからやる」ただそれだけです。なかなか忙しい日々の中でゆっくり考えることは難しいですが、しっかり自分と向き合って考えることも大事じゃないかなと思います。

「今のプロジェクトが終わったら」「今は社員が足りてないから」「誰かに期待されてるから」とかなんとか言ってたらすぐ死んじゃいます。自分自身がどうしたいのか?というのが一番大事。自分の人生なんだから、ちゃんと自分の人生を生きた方が良いと私は思います。

やりたいことがない人はとにかくいろいろやってみれば良いと思います。

また、ブログやSNSで発信することをオススメします。

発信することで、自分の頭で考えて文章にするスキルも磨けますから。

そんな人には匿名で手軽にできるラインブログをオススメしておきます。

http://murakamisuguru.com/archives/4243

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