村上大のオンラインサロン村上大Chain lab〜面白いを繋げる見つける〜 中の内容が見えないのは、入会希望者にとってはなかなか怖いと思いますので、月に数回、サロン内に投稿している記事をブログにアップします。
今日は、2020年6月9日(火)にサロン内に投稿した記事、
クラウドファンディングで開催するテニス大会はナシなのか?
を、無料公開します。
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それでは、サロン記事をどうぞ。
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2020年6月9日(火)
6月11日以降はいいねをしないでください。
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またもやスタバでアイスコーヒー(tall)×2と、昨日のジュワッとは違う種類の「ゴロッとイチゴフラペチーノ」を飲んだ村上大です。
#個人的にはゴロッと派
#今日はロックの日
さて。
今日は「クラウドファンディングで開催するテニス大会はナシなのか?」について書きます。
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運営側
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世の中に「テニス大会」というものは小さいものから大きいものまでたくさんありますが、特に大きな大会で起こる問題が、「協賛企業の獲得とその継続」です。
例えば、日本で最も権威ある大会である全日本テニス選手権の協賛企業を調べてみると、
<2005年〜2013年>
ニッケブランドの日本毛織
<2014年〜15年>
橋本総業HD
<2016年〜2019年>
三菱グループ
となっています。
(2019年の全日本テニス選手権は、男女単複混で賞金総額2874万円)
個人的には、ある程度儲かっている会社で、経営者がテニス好き、あるいはテニス部に力を入れている会社がスポンサーになっているイメージですね。
どの企業も「やりたい!」と手を挙げてやっているのであればそれはとても良いことですが、実際どうなんでしょうね?
1つ言えるのは、スポンサーがいないと大会が開催できないっていうのは実際問題危機的な状況だってことです。
自力開催できないってことですからね。
「スポンサーがいないと全日本テニス選手権なんて絶対開催できないよ」
っていいながら運営している方、たくさんいるんじゃないかなぁと。もちろん、スポンサーがいたら楽ですけど、楽してると考えなくなってしまいます。足りないから頭を使って考えて工夫するわけで。
あきらめたら試合終了ってやつですね。
もちろん、1000万だか2000万だか知らないですけど多額の協賛費がない中で、どうやって経費切り詰めながら運営するかを考えるよりも、
「その金額を払ってくれるスポンサーを見つける方が手っ取り早い」
ってのはまぁ理解できます。
実際それも一理はあると思います。
「でも、見つからなかったらどうするの?」
って話だし、イヤイヤでスポンサーになんかなってほしくないですよね。お金出してくれたらオッケーという話ではないと思います。
結局、運営している人が自分の責任だとはなかなか考えるのは難しくって、言ってしまえば人ごとになってる部分があるのかもしれないですね(←これは個人的な意見であり想像です。実際中に入らないと分からないので)
補助金頼み(=狙い?)で自立してないビジネスと同じで、なんとか自立して収益が上がるビジネスにしないと継続していけないですよね、ほんとに。
なので、大きな大会が存続できないのは、そういう状況をなんとかしようと考えていない(と思われる)、あるいは上手く回せていない運営側がいけないんじゃないかなと考えています。
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選手側
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ただ、選手の方の認識も変える必要があると考えています。
そもそも、自分たちが出場する大会で、スポンサー企業が儲からないとか、運営している団体が儲からないって、存在価値としてどうなのって話です。
選手たちの価値がより高くなれば、観にくるファンやグッズ販売などで収益が上がり、もっと大会に協賛したい企業が増え、賞金総額が上がり、選手(自分たち)に還元されるんじゃないかな。
満員のファンの前でプレーできるって、選手からしたらめちゃめちゃ嬉しいことじゃないのかなぁ。僕が選手ならそう思います。
そういう集客部分についても運営側が上手くない部分もあるとは思いますが、そこは選手と一緒に頑張る部分だと思っています。まぁ、選手は運営側でなんとかしてくれって思っている人は多いとは思いますけどね。
実際テニスの注目度で言うと、世界の四大大会は毎年どんどん賞金総額が上がっています。が、日本は微増してますが、ほぼ変わらずです。
「自分だけ頑張っても別に変わらないしなぁ」
という考えなら、きっと一生変わらないですね。
まず自分が変わらないと。
その辺、テニスは個人競技なので、
「一致団結してみんなで変えていこう!」
というムーブメントが起きにくいのかなってのは思います。
でも、どこかのタイミングで誰かがなんとかしなくっちゃ。
それが、今でしょ。
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クラウドファンデイングでの大会開催
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ある選手からこういう意見がありました。
「1社がドーンと全額協賛してくれた方が大会に参加しやすい」
と。
個人的には、そういう意見があるとは想定してませんでした。
どういう意図だったのか詳細は確認できてませんが、想像するに、
「自分たちのファンにお願いしてお金出してもらって大会を開催して、その賞金は自分たちが受け取るっていうことに抵抗があるのかな?」
と、思いました。
この汲み取り方のニュアンスが合ってるかは分からないですが、僕個人の意見としては、
「いやいや、そもそもファンが大会の価値(観戦とかグッズとかいろいろありますが)に対してお金を払って、そのお金で大会を運営して、そのお金で賞金が支払われるって普通ですよね?」
と、思いました。
この考え方、間違ってますかね?
だって、例えば去年の全日本テニス選手権の特別協賛だった三菱グループのその協賛費用は、テニスに全く興味のない三菱の社員が稼いだ利益から出ている部分も当然あります。まぁ、三菱ほど大きい会社だったら、一社員の認識としては
「別に全日本テニス選手権に自分の会社が協賛してようが別に知ったこっちゃねー」
って思うかもしれませんが、小さい企業だったらどうでしょう?
「いやいや、自分たちの稼いだお金を、そんな利益も生み出せない価値のないものに投資するなよ」
ってなりますよね。
もちろん、協賛っていうのは宣伝広告費っていう意味合いもあるので、必ずしも利益が出ないといけないわけではないんですが、じゃぁ今度は宣伝効果はあるのか?って話になります。宣伝効果を測定するのは非常に難しいですが、個人的には、日本のテニス大会に協賛しても、そんなに宣伝効果は高くはない、という感覚は持っています。現状では。
今の協賛は、ただテニス好き経営者がトップダウンで決めているか、いろんな大人の事情で協賛が決定されているのかなって予想しています。
それはそれでとりあえず今んとこは別にそれでいいです。
でも、いつまでもそれではどこかで続かなくなるんじゃないかなと思っています。そうやって、今までやってきています。やってこれています。
自分たちのファンに自分たちの価値をキチンと評価してもらい、そのお金を集めて大会を開催して自分たちのプレーを見せ、その結果に応じて賞金を受け取る。これって、なにもおかしなことはないんじゃないかなぁと思うんですけどね。
今回のクラウドファンディングでの大会開催は、今までの様式を脱して、選手と応援するファンの人たちでしっかり自立できる大会になればと思っていますし、そこを目指しています。
なので、基本みんな手弁当ですし、細かいところまで経費を切り詰めています。選手の待遇はかなり良いですけどね。そこは選手へのリスペクトだったり、今回の大会が成功すればまた参加したいと思わせる内容の方が良いからで、そこは運営チームとして投資すべきだという判断をしたからです。
また、経費を切り詰めるのはもう1つ理由があります。
今大会をモデルにし、他の人、他の場所でも汎用して開催できる形にする必要があるからです。
今大会はコロナ対策をして初めての大会ですし、ツアーも中断していてトッププロも多数参戦予定、初のクラウドファンディングでの大会ということで、注目度も高いと認識しています。クラウドファンディングがどの程度集まるかは未知数ですが、目標金額を超えたからといって財布の紐が緩まることは一切無くって、なるべく賞金や寄付などに回す形ですし、なるべく支援額が少なくても開催できるようなモデルにすることが、今後に繋がると考えているので、それを目指しています。
今大会のようなみんなで作る大会作りは、僕がいつもChainの大会を開催する際に意識しているコンセプトにマッチしているので、めちゃめちゃ大変ですけど本当に毎日楽しくやらせて頂いてます。
クラウドファンディングについて詳しくない方は、
「簡単にお金が集まる集金装置でしょ?」
とか、
「寄付して寄付してってせがんでるみたいでなんか嫌」
とかっていう認識を持ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、正直かなり大変です。マジでやってみてから批判しなさいってほんまに(笑)
でも、大いにやる価値があると考えているのでやっています。
なんとか成功させたいですね。
成功させます。
頑張るっすー。
大会開幕まであと22日(7月1日〜)
本日はいじょーです。
皆さまも楽しい1日をお過ごしください☺️
ほなほなまたテニスしましょーーぃ。